コラム

ご紹介物件の活用事例 #002 Barber 6さま

なぜ石川県で理容室を?

生まれも育ちも東京の僕が、なんで石川県で理容室をやってるのか不思議ですよね?両親は昔から東京で理容室をやってるんですけど、彼らの実家が石川県にあるんですよ。お店があるから夏休みに子どもの世話するの大変じゃないですか。で、お前ら石川県いっとけって。じいちゃんばあちゃんに迎えにきてもらって、なんもない加賀市に1か月くらい滞在して、満喫しては帰ってっていうのを繰り返してたんですよ。だから、石川県は自分の故郷って感覚なんです。当初は後を継ごうと店を手伝ってた時期もあったんですけど、30代の頃にきっかけがあって家を出ました。で、都内の稼げるお店に移って必死に働いているうちに、石川県へ移住することを考えはじめて。移住して店を出したいって気持ちがマックスになった時に、両親を説得したんですよ。いっしょに石川県に戻らないかって。でも自分たちの生まれ育った故郷には、いまさら戻れないって言われたんですよね。だから残念だったですけど1人でこちらへ移住しました。

美容室に一矢報いるとは?

実は理容室はここ2、30年の間に疲弊していったんです。下り坂ですよ。夫婦二人でやってるお店ですら、お客さんがこなくて閉店を余儀なくされてるんです。その一番の理由が、男性を含めて、美容師のなり手が増えたことです。全国で1年間に1万3千人です。それに比べて理容師はたった600人たらずなんです。少なすぎるでしょ?その影響もあって美容室に行く男性はどんどん増えていきました。僕が修行していた頃の床屋は元気で輝いてたから寂しかった。だから、東京にいるときから、石川県に行ったら美容業界に一矢報いてやるんだ!って思ってました。男性が行ってみたくなるような雰囲気で、かつリーズナブルなお店をつくるぞって決めてました。こっちで物件を探しながら、図書館にもすごく通ったんです。石川県のことを勉強するために。通ってるなかで、野々市市が全国一、美容室が多い地域だってことを知ったんですよ。沸々と野々市No.1理容室への野望が湧いてきました。

物件探しの流れは?

当時、仮住まいさせてもらってた加賀市内の祖父母宅から車やバイクで片道50キロ。野々市市を中心にぐるぐる探し回って。でもなかなか希望通りの物件は見つからなくて行き詰ってましたね。同じ不動産会社に一日に3回顔を出したこともありましたもん(笑)そんななか、のうか不動産と出会ったんですよ。最初の物件は条件面で折り合いがつかなくて。いい物件があったら紹介してほしいって伝えてたら、3日後くらいだったかな。工務店を営んでる方がいて、仕事場として使っている建物を部分的に人に貸しているんです、と。その建物内にある倉庫をどうしようか思案していたところらしく。その倉庫が立地もサイズ感も家賃も、条件面がドンピシャだったんです!内装は自分で全部やるという条件で、大家さんに交渉してもらったところOKいただけて!めちゃくちゃ嬉しかったですよ。のうか不動産の担当者さんが「なんとか僕に借りてもらいたい」って強く思ってくださったからこその、この結果なんだと思います。

店づくりはどんな風に?

いとこの同級生に大工さんがいましてね。彼が加賀市の工務店社長にこの店の工事請負を進言してくれまして。その大工さんがお盆休み返上で工事を進めてくれました。時間もあったんで、工事期間中はほとんどつきっきりで現場にいたんですよ。朝早くから20時ごろまで、掃除したり片付けしたりとか、できる範囲で大工さんのお手伝いをさせてもらって。だから工事中の様子は一部始終、目に焼き付いてますよ。職人さんにしたら、うっとうしかったかもしれませんね(笑)けど、この店にかける情熱みたいなものは伝わったのかな。大工さんはじめ、施工してくれた協力業者さんは、今でも店に通ってくださってます。こっちに人間関係がほぼなかった人間ですから、そういう人とのつながりってすごくありがたいですね。2018年7月に契約して、8月24日にオープンしました。内装工事とか設備工事とか合わせるとまあまあお金はかかりましたけど、より自分のコンセプト、作り上げたいイメージを実現させられたのでとても満足してます。

物件探しを考えている方にひとこと

こっちに移住してくる1年以上前から、ネットで物件探しはしていて、実はこの物件を決める前に仮契約しようとしてた物件があったんですよ。仮契約するために東京から駆けつけようとしてたんです。でも最後の最後に諸条件を詰める段階で要望したものが、あれもこれも全部無理だって言われて。なんか歩み寄るとかできないのかなーって、思っていくうちに信頼関係がどんどん崩れていって。仮契約手前で断るという後味の悪い結果になってしまって。石川県に来てからは、行った不動産会社でお会いした方に片っ端から名刺を渡していってたんですよ。条件に合う物件があったら電話待ってますって。でも電話くれたのは、のうか不動産だけでした。僕の熱意を唯一理解してくださった。やっぱり、どこよりも接客態度だったり、寄り添ってくれるやさしさだったり、自分のなかにすっと入ってくれたのはのうか不動産でした。みなさんも親身になって物件探しを手伝ってくれるスタッフがいる不動産会社をしっかり選ぶことをお勧めします!

 

 

    

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